桃太郎プロジェクトとは

昔ばなし『桃太郎』の冒頭にある、「おばあさんは川へ洗濯へ･･･」「どんぶらこと大きな桃が流れてきました」という有名な一節の舞台となったのが、岡山県岡山市を流れる笹ヶ瀬川です。

2021年10月、岡山市の尾上町内会で笹ヶ瀬川に大きな桃をつくって浮かべるという通称「桃太郎プロジェクト」が始動し、2023年8月に実現しました。

岡山県民にもあまり知られていない桃太郎の旧跡と、それを取くまく地域の交流を紹介します。

桃太郎が生まれた美しい川をもう一度

以前の笹ヶ瀬川周辺では、大型家電やタイヤといったゴミの不法投棄があとを絶たず河川の汚染が深刻化していました。
そうした実態を改善するために、尾上町内会では通称『草刈り部隊』が中心となりゴミ拾いから始めました。
岡山市から委託された草刈りが年に3回、ボランティアが3回、その他有志で気が付いた場所の草刈りとゴミ拾いをしています。
桃太郎が生まれた笹ヶ瀬川を後世の子どもたちに残したいという尾上町内会の熱意によって、笹ヶ瀬川は桃太郎伝説にふさわしいキレイな川へと生まれ変われました。
桃太郎伝説についてはHISTORYで紹介しています。

2021年10月、岡山市の尾上町内会で笹ヶ瀬川に大きな桃をつくって浮かべるという通称「桃太郎プロジェクト」が始動し、2023年8月に実現しました。

岡山県民にもあまり知られていない桃太郎の旧跡と、それを取くまく地域の交流を紹介します。

巨大桃づくりで大人も子どもも地域交流

コロナ禍の中、尾上町内会では夏まつりや餅つき大会といったイベントの多くが中止となり地域の交流が激減しました。巨大桃づくりを通して大人も子どもも仲良く元気になろう！という想いも桃太郎プロジェクトには込められています。小さなお子さんは桃太郎の塗り絵や、巨大桃に貼る札にお願い事をかきました。

巨大桃づくりのくわしいことはPROCESS、尾上町内会のみなさんの作品はGALLERYで紹介しています。

2023年8月6日（日）、200人以上の観客と地元のテレビ局が見守る中、ついに笹ヶ瀬川に大きな桃がどんぶらこと流れることが実現しました。当日の様子はEVENTで紹介しています。